アメリカーノとロングブラックの違い

コーヒー

アメリカーノとロングブラックの違い

カフェに行った時にロングブラックという名前のコーヒーを見たことありませんか?
知らないけど飲んで見たら普通のコーヒーだった、となる人けっこう多いんです。

アメリカーノは聞いたことあるけど、ロングブラックは聞きなれない。
そんな人のために今回はアメリカーノとロングブラックとはなんなのか、違いはあるのかを説明していきますね^^

  • アメリカーノ=エスプレッソにお湯を注ぐ
  • ロングブラック=お湯にエスプレッソを入れる

まず2つの共通点はいわゆるブラックコーヒーであること。
問題なのは作り方で、どっちを先に淹れるかですね。

これって結局は同じものなのでは・・・

って思いますよね。筆者もそう思いました。

料理は科学って言いますから、そこに何か科学的な根拠があるのかもしれません。

科学的に考えると

エスプレッソを作ると表面にクレマが浮き上がります。
クレマとはコーヒー豆の油分のことで、クレマが表面に現れるとコーヒー豆本来のアロマが強く香って、これが良い匂いなんです。
エスプレッソを作った後にお湯を注ぐアメリカーノは表面にできたクレマを破壊してしまい香りの立ちが悪い。
逆に最後にエスプレッソを注ぐロングブラックはクレマができやすいと考えれます。

果たして本当にそうなのか、検証してみましょう。

アメリカーノとロングブラックの違いを検証してみた

お湯をいれるタイミングで味に違いはあるのか?を検証してみました。

同じエスプレッソマシン、同じ温度のお湯、同じコーヒー豆の量と条件をできるだけ一緒にして、お湯を入れるタイミングだけ変えて飲み比べをしたのですが・・・

結果、筆者のつたない舌では違いを感じられませんでした。コーヒーに詳しい人によれば微妙な味の違いがあるらしい。

先ほど述べたように、作り方の違いからロングブラックの方がクレマが綺麗にでると言われています。
確かに筆者もそう感じましたが、だからと言ってクレマが綺麗にでてるロングブラックが香りも良いし美味しい!とはなりませんでした。
アメリカーノもクレマがない訳ではないです。クレマが現れづらい気はしますが。

そもそもの先入観で、筆者の頭にあった「どっちも同じだろ」が違いのわからない理由の一端かもしれません。ですが同じような気持ちの人は、筆者と同等の感想を持つはずです。

検証の結果

アメリカーノとロングブラック、コーヒーによっぽどのこだわりを持って真剣に味わう人でなければ味はほぼ同じ・作り方が違うだけの認識で良いかと思います。

ただし自分で作る場合、先にエスプレッソを入れるアメリカーノの方がお湯の量を調整しやすいです。日によって濃いめが良い・少し薄めにしようと気分に合わせれるのがグッドポイント。

アメリカーノの場合はカップを最初に温める必要があるのですが、温めるのが面倒と感じる人には、最初に熱めのお湯をカップに入れて温めた後に、そのままエスプレッソを注いでロングブラックを作る方法がオススメかも。

  • カップを温めるのめんどい
      ロングブラック
  • 濃さを調整したい
      アメリカーノ
  • いやカップ温めないし
      どう作っても自由よ

筆者はカップを30秒レンチン温めするので、やっぱりアメリカーノが好きという結果に終わりました。

発祥地の違い

アメリカーノとロングブラック、2つの異なるコーヒーですが、なぜ激似のコーヒーが違う名前で存在するのか。

それは、発祥した場所が違うのです。
アメリカーノはイタリアから、ロングブラックはオセアニア地方から世界に広まったコーヒー。

イタリアでアメリカ人がエスプレッソにお湯を足した経緯からアメリカーノと呼ばれるコーヒーが生まれ、それが後にオセアニア地方に伝わります。
アメリカーノがオセアニア地方に伝わる際にアメリカンコーヒーと間違われるのを防ぐために、違う呼び名がついたそうです。

ちなみにオセアニアではロングブラックと対を成すように、エスプレッソをショートブラックと呼びます。

発祥地のオセアニアでは違いがない?

ロングブラックの発祥地のオーストラリア・ニュージーランドでは、ロングブラックを頼んでもエスプレッソとお湯がでてくることも。
お湯を後足しするので、それはアメリカーノでは・・・自分でお湯を調整できて良いんですけどね。

現地のカフェではロングブラックとアメリカーノを鬼のように厳しく区別するわけではなさそうです。筆者は2年ほどニュージーランドに住んだ経験がありますが、現地の人はおおらかで細かい事は気にしない人が多いイメージですので、その辺は国柄なのでしょう。

詳しく言うと、オセアニアではロングブラックとアメリカーノの区別はしているが、両者の違いを現地の人はそんなに気にしてない。

まとめ

2つの違い

  • 作り方
      ロングブラック お湯が先
      アメリカーノ エスプレッソが先
  • クレマのでき方
      ロングブラック 作りやすい
      アメリカーノ 作りづらい
  • 発祥地
      ロングブラック オセアニア
      アメリカーノ イタリア
  結論 飲む分にはどっちもほぼ同じブラックコーヒー

作る分には自身が作りやすい方で良い。

筆者は断然アメリカーノ派です!!

で、アメリカンとアメリカーノの違いは?


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